【複業】複業を実施する理由 ~人生のリスクヘッジ~

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私は現在、家業であるコンビニ経営・アパート経営に加え、副業として会社員・投資・ブログ活動を行っています。

今回の記事では、私が家業(本業)であるコンビニ経営・アパート経営以外も含めて、会社員等の複業を実践している理由について記載しています。

結論から述べると、この先の長い人生におけるリスクヘッジと、家業との相性の良さが理由です。

副業を考えている方々に、私の考え方が参考になれば幸いです。

家業(コンビニ・アパート経営)には結構なリスクがある

大きな理由の一つが、家業が抱えるリスクがそれなりに大きいことです。

事業なのでリスクがあるのは当然なのですが、個人事業主にとってそのリスクが自身でコントロールできる範囲かどうかは、非常に重要です。

個人的には『そのリスクはコントロールしきれない』という考えに至っており、個人で副業を進めている次第です。

下記にそのリスクについて列挙していきます。

立地への依存が大きい

コンビニの売上はお客様が来店してこそ、アパートの家賃収入は入居者がいてこそです。

つまり、その店舗・物件が立地するエリアにどれだけ人通り、賃貸ニーズがあるかどうかが何よりも重要です。

町が賑やかであれば人通りが多く、来客数や入居者ニーズが高い

個人的には、コンビニの売上の7~8割は立地に左右されると思っています(意見は諸説あります)。

イメージ)
  売上ポテンシャルが60万円/日の店舗で、
  センスあるオーナーが経営すると70万円/日に、
  センスのないオーナーが経営すると50万円/日にブレることはあっても
  立地がその場所である限り売上を80万円/日に上げることは至難かな、という感覚

それだけ立地が売上(=業績)に直結するとなると、この人口減少の先が見えている日本において、店舗を構える立地が30年~40年先まで現状の賑わいを維持しているかは、到底分かりようがありません

当店が店舗を構える立地には、幅広い年齢層の来客がありますが、比率で言うと60歳以上の高齢者の割合は多いように肌感覚として感じています。
20年後の人口構成は大きく様変わりしていると考えられます。

現状の業績が順調だとしても、立地の盛衰による長期的なリスクは残り続けます。
これは個人でコントロールできるリスクではありません

人件費の漸増

アルバイトさん、パートさんを雇用する立場にある方々共通のリスクが人件費の漸増です。

下記は最低賃金の全国推移です。

社説>最低賃金 コロナ禍にこそ増額を:東京新聞 TOKYO Web
出典は東京新聞社のWebページより
https://www.tokyo-np.co.jp/article/117047

一目でわかるように、直近は見事な右肩上がりの傾向です。

私がアルバイトしていた約10年前は時給800円前後でしたが、今の当店の時給は980円
・・・この10年で20%以上高騰しています。

今後人件費が増加していくと、徐々に無人化運営の流れも進んでいくでしょうが、現状ではリスクとして考慮せざるを得ません。
本件も立地の賑わい同様、個人でコントロールできるリスクではありません

フランチャイジーとの契約継続のリスク

フランチャイズ加盟店(店舗のオーナー)とフランチャイジー(本部)の契約は、10年~15年が一般的です。

契約を再更新できるかどうかも一つのリスクです。
(特に当店のようなCタイプ:土地・建物を本部が用意して契約しているタイプ)

当店の場合は父の頑張りのおかげで、契約の再更新を終え、2期目に入っています。

売上を伸長させるという実績があれば問題ない部分にはなりますので、個人の努力で少しはコントロールできるリスクと言えると思いますが、
Fマートのように本部会社が買収により刷新される等、本部側に急激な事情の変化が生じる可能性も無きにしも非ず、私は小さいリスクとは捉えていません

当然本部とは長期的に仲良くやっていきたいですが、会社-会社員の関係よりもシビアに、本部-加盟店の関係はビジネスライクな関係を意識する必要があると考えています。

将来多店舗経営できるかは不明瞭

コンビニのフランチャイズで成功を収めているオーナーさんの多くは、多店舗経営を実施されています。

適切な管理ができれば、オーナー不在でも店舗は運営できる体制を作れ、省労力で収益を上げることも可能になります。(もちろん継続的な人材育成の努力は必要)

ただ、この多店舗経営を実際に行えるかは、周辺の環境的な要因(本部の出店計画や周辺店舗のオーナーさんの引退など)に大きく左右され、自身で望んだからと必ず実施できるものではありません

一定の要件(多店舗経営を実施できる体制の構築)を満たした後は、運を天に任せるしかありません。

チャンスが来た時のために鋭意努力は継続していきますが、チャンスが来るかは不明瞭です。

副業(会社員・投資・ブログ)と家業の相性が良い

複業を実施するもう一つの理由が、副業と家業の相性の良さです。

私は副業で得た知見・スキルを家業に活かすことが可能と考えています。

人脈の形成

副業先の会社では、お仕事柄、全国各地への出張もあり(最近は少ないですが)、仕事を通じた人脈形成ができます

会社の掲げるミッションはSDGs※的要素が強く、その一つに地方創生も含まれているため地方の特産品に関わる方々との繋がりもできます。

※SDGs:(私なりにかみ砕くと)世界中で平和に豊かに暮らすために、色んな社会的課題を解決しようとするための目標設定。
参照 https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/

あまりメジャーではありませんが、フランチャイズのコンビニでも独自にオーナーの好きな商品を仕入れて販売することが可能です。(もちろん公序良俗に反さないものですw)

実例として、当店では東北の農家さんから直接高級プチトマトを仕入れて販売させてもらいました。(好評で完売。次回の仕入れも計画中)

物珍しい仕入れ商品は、当店の一つの差別化要因として今後も強化していくつもりです。

IT知識、Webマーケティング

SNSやブログを実施していくことで、IT知識の取得や流行りものの情報を自分でも収集できることを実感しています。

実例で言うと、最近関西でも販売された、「ミニナン」と「バターチキンカレー」は、首都圏で先行販売されいて、SNSでも少し話題になっていました。

当店では、自身も試食の上「これはイケる」と直感して積極展開を行い、販売は好調です。(近隣の他店舗ではそれほどの販売にもかかわらず)

今後、独自に仕入れていく商品のリサーチに関しても、非常に役立つスキルが育まれると考えています。

今後は店舗での販売はもちろんですが、ブログ内でもオススメ商品を適宜紹介していきたいなと考えています。(身バレリスクとの闘いなのでやり方は検討中ですがw)

社会課題への意識

コンビニという店舗内に閉じこもっていると、流行りもの(鬼滅の刃、呪術廻戦、マリトッツォなど)には敏感になる一方、大局的な社会の流れには少し疎くなってしまいがちです

SDGsの意識の高い会社での勤務や、全世界への投資に参加することで、私は社会ニーズに関する様々な情報をキャッチアップしやすい環境・マインドになっています。

現状では具体案はありませんが、ゆくゆくはコンビニの店舗を中心に地域のためになるような取組を実現したいと考えています。
 例)有機農家と提携して直接卸・食農体験の実施、独居高齢者への配達×見守りサービスなど、夢ばかりは広がりますw

そういった取組を実現するにあたっては、大局的な視点から発想が重要と考えています。

まとめ

以上、私が複業を実施する理由をまとめると、下記になります。

① 家業(コンビニ・アパート経営)には結構なリスクがある
 ・立地への依存が大きい
 ・人件費の漸増
 ・フランチャイジーとの契約更新
 ・多店舗経営の不明瞭さ

② 副業(会社員・投資・ブログ)と家業の相性が良い
 ・人脈の形成
 ・ IT知識、Webマーケティング
 ・社会課題への意識

私が年金もらえる年齢まで30年以上ある訳で、それほど将来のことは誰にも分かりません。

家業は『立地』という大きな制約を抱えている手前、周囲の環境がどう転んでも人生を破綻させないために、立地に頼らない収益柱を育てて、リスクをヘッジしておきたいというのが私の考えです。

もちろん、リスクを承知の上でコンビニ経営一本で生計を立てられているオーナーさんも大勢いらっしゃいます。(見事なサイドFIRE実例です)
まさにコンビニ経営のプロフェッショナルの方々で、尊敬の念しかありません。

私もその域を目指しつつ、独自の道を作っていきたいです。

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