こんにちは、よしおです。
今回は、コンビニで売れる商品について記載したいと思います。
コンビニ本部は常に2,000~2,500種類の商品を供給できるように物流を整えており(私も数えたことはないw)、店舗側(オーナー)でどの商品を店舗に揃えるかを決定します。
我々オーナーはフランチャイズ本部と打ち合わせをしながら、立地・客層・環境に合わせて品ぞろえをして、売上・顧客の満足度は高く、なおかつ廃棄の少ない売り場づくりを日々研究しています。
コンビニの商品を大きく分類すると、下記のようになるかなと思います。
◆コンビニ商品の分類
・米飯、サンドイッチ: おにぎり、弁当、ロールなど
・麺類: パスタ、ラーメン、うどん、蕎麦など(カップ麺除く)
・パン類: 菓子パン、総菜パン、食パンなど
・総菜、サラダ: サラダ、お惣菜など(主にチンしてできる系)
・スイーツ: 生菓子系(ポテチやチョコなどの市販品除く)
・お菓子: ポテチ、チョコ、グミ、ガム、飴など
・お酒、飲料: ソフトドリンク、パック飲料、ビール酎ハイなど
・アイス、冷凍食品 :冷凍庫で販売されているもの
・その他食品: カップ麺、レトルト食品、調味料、インスタントコーヒーなど
・雑貨: 洗剤、化粧品、衣料品、マスク、雨具など
・新聞、雑誌:
・タバコ: タバコ、電子タバコ本体
・その他商品: 宅急便、たばこなど
※私の独断で整理していますが、実際には店舗システム内でもっと細かい商品分類があります。極めて言うと単品管理を徹底するのが売上増の秘訣と言われています。
今回は、コンビニの品ぞろえ・売上の特徴をまとめた後に、私の店舗での実際の売上割合について、一部ご紹介したいと思います。
場所、時期で変わる売筋商品
コンビニはその名の通り、お客様にとって便利であることを体現したお店になります。
一見、コンビニはあまり変わり映えのないように思われるかもしれませんが、実は1週間単位で100~300種類の商品が消え、新しく商品と入れ替わっています。
膨大な選択肢の中から、店舗に揃える商品を選ぶのですが、売れる商品を決めうる要点を3つ記載します。
立地
まず、当然のことながら、店舗の立地によって売れる商品は大きく異なります。
専門に学んだわけではありませんが、店舗の種類は大きく下記のケースで分類できます。
コンビニの立地タイプ
・駅前、事業所立地タイプ
通勤通学時にアクセスしやすい立地で、フラッと立ち寄るような使われ方。
おにぎりなどのワンハンドで食べれるアイテムやソフトドリンクの売上が高い。
・郊外、住宅立地タイプ
住宅に近く、日常使いされる。(駐車場付きが多い)
お酒やお惣菜、冷凍食品などの売り上げが高い。
・特化型タイプ
競技場の隣など、特定の目的で集まる人たちが立ち寄る使われ方。
イベントの特性に応じて売り場つくりも特化される。
ちなみに私の店舗は「駅前、事業所立地タイプ」に近いです。
季節
コンビニをよくご利用される方は実感されるかもしれませんが、季節ごとの商品の取り扱い品目は大きく異なります。
暑い夏場にはアイスやドリンク、冷麺など、冷たい商品が増えますし、
寒い冬場にはホットドリンクやおでん中華まん、カイロなど、温かい商品が増えますし、
各季節ごとのイベント品も、順次品揃えされます。
季節を少しずつ先取りしながら、売場でお客様に季節感を展開するのも、店舗作りの楽しみですね。
環境・流行
年ごとの流行りを敏感に取り入れるのも、コンビニの特徴です。
昨年で言えば、例えばタピオカ商品が多く増えました(笑)。
他にも、コロナ禍での健康ニーズの高まりを受けて、「タンパク質が摂れるシリーズ」も大きく伸びた商品でした。
こういった、その時々の流行り物(特にスイーツ)を迅速に、それなりのクオリティでもって全国に一斉に販売できる商品開発力は、コンビニならではかもしれません。
【参考】当店の売上比率(6月のとある1週間)
・・・本当は全部出したかったんですけど、本部から怒られる可能性もあるので(笑)、上位3つのみ表示します。( ̄▽ ̄;)
◆コンビニ商品の分類(再掲)
・米飯、サンドイッチ: おにぎり、弁当、ロールなど
・麺類: パスタ、ラーメン、うどん、蕎麦など(カップ麺除く)
・パン類: 菓子パン、総菜パン、食パンなど
・総菜、サラダ: サラダ、お惣菜など(主にチンしてできる系)
・スイーツ: 生菓子系(ポテチやチョコなどの市販品除く)
・お菓子: ポテチ、チョコ、グミ、ガム、飴など
・お酒、飲料: ソフトドリンク、パック飲料、ビール酎ハイなど
・アイス、冷凍食品 :冷凍庫で販売されているもの
・その他食品: カップ麺、レトルト食品、調味料、インスタントコーヒーなど
・雑貨: 洗剤、化粧品、衣料品、マスク、雨具など
・新聞、雑誌:
・タバコ: タバコ、電子タバコ本体
・その他商品: 宅急便、たばこなど
※私の独断で整理しています。
ある期間だけを切り抜いたただけですので、「いつも」という訳ではありませんが、上記のような結果です。
分散された投資のポートフォリオのように、きれいになりました(笑)。
駅前店としての特徴(おにぎりやソフトドリンクなど、手軽なものが売れやすい)という特徴も出ています。
1~3位の売上商品群に少しコメントしておきます。
1位 タバコ
近年の増税値上げの影響もあって、堂々の一位です。
単価が高く、なおかつカートン買い(10箱買い)も頻繁にありますので、自然と売上が高くなります。
(ちなみに利益率は低いので、あまり利益にはなりません( ノД`)シクシク…)
JTさんが儲かるわけですね(*’▽’)。
2位 米飯・サンドイッチ
コンビニの生命線とも言える重要な商品群です。
販売期限が短い商品群ですが、ここでしっかり売上を立てないと店舗全体が沈みかねない状況になるくらいで、当店も力を入れています。
3位 ソフトドリンク
夏場が近づくほど、売上が爆増していきます。
飲料の陳列がコンビニ業務の中で一番の重労働なので(500ml×24本=12kgの箱をめちゃ動かす)、夏場はいい運動になります(笑)。
まとめ
今回はコンビニで売れる商品について記載しました。
・売れる商品を決める要因は大きく3つ
立地
季節
環境・流行
・当店の6月のある期間では売り上げが高い商品群は
タバコ
米飯・サンドイッチ
ソフトドリンク
表示していない部分で、気になる項目があれば個別にお答えします(笑)。
個人的には、店舗の売場を見て、お店側の意図(これが売りたい)というメッセージを受け止められるようになると、少し楽しいです(笑)。
皆さんも最寄りのコンビニで少し売り場を意識して見てはいかがでしょうか。
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